喉仏
のどぼとけ
名詞
標準
Adam's apple
文例 · 用例
柚木の大きい咽喉仏がゆっくり生唾を飲むのが感じられた。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
私はしばらくその老人の、高い咽喉仏のぎくぎく動くのを、見るともなしに見ていました。
— 宮沢賢治 『雁の童子』 青空文庫
それに比べて、求める心のないうちから嘴を引き明けて英語、ドイツ語と咽喉仏を押し倒すように詰め込まれる今の学童は実にしあわせなものであり、また考えようではみじめなものでもある。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
」 と両手に襟を押開けて、仰様に咽喉仏を示したるを、謙三郎はまたたきもせで、ややしばらく瞶めたるが、銃剣|一閃し、暗を切って、「許せ!
— 泉鏡花 『琵琶伝』 青空文庫
咽喉を切り開かれている将校を見た時には、血の出るのも気付かずに、自分の咽喉仏の上を掻きを引き放されて笑っているような血みどろの顔を見あげた時には、思わず、ハッハッと喘ぐように笑いかけたように思います。
— 夢野久作 『死後の恋』 青空文庫
」「これから、これへ、」と作平は垢じみた細い皺だらけの咽喉仏を露出して、握拳で仕方を見せる。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
其二十三 蒼※の飛ぶ時よそ視はなさず、鶴なら鶴の一点張りに雲をも穿ち風にも逆って目ざす獲物の、咽喉仏把攫までは合点せざるものなり。
— 幸田露伴 『五重塔』 青空文庫
』 顔を仰向けて、咽喉仏を見せて、茶碗の酒をぐつと船頭は呷りながら、『困つたにも何にも……何うしたら好いだか、本当に困つちやつた――』『何うしたんだ?
— 田山録弥 『船路』 青空文庫
作例 · 標準
声変わりと共に、彼の喉仏がはっきりとわかるようになった。
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ネックレスがちょうど喉仏のあたりで揺れて、上品に見える。
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ヨガの先生が、喉仏の少し上を指で触って呼吸を意識するように言った。
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