ふしだら
ふしだら
形容動詞名詞
標準
loose
文例 · 用例
佐吉さんがどんな我儘なふしだらをしても、お母さんは兄さんと喧嘩してまでも、末弟の佐吉さんを庇うわけだ。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
で、女のふしだらが最も劇しく、最も露出に行はれてる間は、彼はぢつと虫を殺して之を眺めて居ることも出来た。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
鉛色の谷窪の天地に木々は濡れ傘のように重く搾まって、白い雫をふしだらに垂らしていた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
二十歳だが親はもう働かせながら勉強さしています」 青年が何気ない座談で聞かせて呉れたその言葉は、かの女に、自分がむす子に貢いで勉強さしとくことが、何かふしだらででもあるような危惧の念を抱かした。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
げびた言い方をすれば、私は二十代のふしだらのために勘当されていたのである。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
あれは、ふしだらの先輩を得たという安堵です。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
母の大事に接して、しかもこのふしだらでは、とてもこれは、人間の資格がない。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
それは、私の訪問客ではなく、つねに私のふしだらの、真実の唯一の忠告者であるのだが、その親友は、また、私よりも、ずっとひどい貧乏で、洋服一着あるにはあるけれど、たいていかれの手許にはない。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
標準
slovenly