官府
かんぷ
名詞
標準
government (office)
文例 · 用例
「その方は儒書を読んでおりながら、自分の身を検束することを知らないで、みだらな辞を吐いて、我が官府をそしるとは、何事だ、その方を犁舌獄へ下すからそう思え」 その声が終るか終らないかに、三四人の鬼卒がはもう両手を掴まれ、頭髪を掴まれた。
— 田中貢太郎 『令狐生冥夢録』 青空文庫
さてわが物語の終は、この上殊なる望なければ、この身を官府に引き渡して、襃美にても受け給へといふことなりき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
およそ官府に不男の訟あらばすなわち呼んでこれを験せしむ。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
二、景初三年六月より末尾に至るは、是れ當時官府の記録に據れる者、是れ又一種なり。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
舊唐書までは官府の記録を材料としたが、新唐書からは野史・小説を材料に入れた。
— ――史記より清初まで―― 『支那史學史概要』 青空文庫
「かかる官府の豹変は平安盛時への復帰とも解釈されるし、また政府の思想的一角が今日、俄かに欧化した」とも云い得るかのようであるが、実際には帝国芸術院が出来ると一緒に忽ち養老院、廃兵院という下馬評が常識のために根をすえてしまった。
— 宮本百合子 『矛盾の一形態としての諸文化組織』 青空文庫
現存する所の先祖書は、元治元年に三世瑞仙直温の官府に呈したものである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
官府に上る先祖書には、錦橋は京水を以て実子となした。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代、官府の厳しい取り締まりを逃れて、多くの隠れキリシタンが信仰を守り続けた。
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その古文書には、度重なる官府の命令に農民たちが苦しめられていた様子が記されている。
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一揆の指導者は、官府の役人に対して年貢の引き下げを強く要求した。
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