東国
とうごく
名詞
標準
eastern country
文例 · 用例
ただ東国に目立った二つの山があって神々を欠くという噂を聞いていた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
まだ見ぬ東国の山は翁に取っていま、一層に、慕わしいものとなった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
ただ東国の方へ遺った、まだ見ぬ山に棲める筈の姉と弟の方からは、翁のこれほどの血の愛の合図をもってしても何の感応道交も無かった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
しかし人間に居し人情を湛えた生涯を尽す最後の思い出にはどうか東国に送った二人のこどもの身の上を見定めてからのことにしたいと考えた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
翁は目あての山の一つが見える筈の東国へ足を踏み入れてから毎日この雲の垂幕に向って歩んでいる。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
西国の山にかけては冥通自在な翁も、東国へ足を踏み入れ東国の山に対するとき、つい不勝手な気がしてその冥通の働きをためらわした。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
一点の人情をつけて恋々西国より東国へ娘の生い立ちにを見に下った螺の如き腹にえび蔓のような背をした老翁は、たとえ自然には冥通ある超人には違いないが、なお純粋の神とはいわれなかった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
しかしかかる純粋と深刻さで執り行う祭を、修業としての心得を、翁は東国へ来て生い立った娘の神からして始めて聞いた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
作例 · 標準
古くから東国は豊かな自然と独自の文化を持つ地域だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
平安時代、東国武士の勢力は中央にまで及んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は東国訛りが強く、都会ではすぐに地方出身だと分かった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash