質す
ただす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞頻度ランク #21346 · 青空 307 例
標準
to ask (about)
文例 · 用例
もしそうであらばエネルギーと物質とは打して一丸となり、物質すなわちエネルギーとなる訳である。
— 寺田寅彦 『物質とエネルギー』 青空文庫
日本の文壇でいふ「隨筆」とは、西洋のエッセイとは全く別種の物であつて、主として季節の推移に於ける自然の情趣や、日常生活に於ける身邊の述懷などを敍するもので、その文學の本質する精神は、全く俳句のそれと共通してゐる。
— 萩原朔太郎 『詩に告別した室生犀星君へ』 青空文庫
惡くいへば、それだけ心が荒んで來るのであらうが、神經質すぎる人にとつては、それで丁度中庸が取れることになつてゐるのである。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
ともかくも物質元子に、物体と同様な第二次的属性を与える事を拒み、ただその幾何学的性質すなわちその形状と空間的排列とその運動とのみによって偶然的なる「無常」の現象を説明しようとしたのが、驚くべく近代的である。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
この現実の世の中で、自分一人が、仏陀とか神仙とかいわれるものに近い永遠不滅の性質を帯びたものに変質するのである。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
で、更に委しく其の『鬼』の有様を質すと、曰く、半夜に凄風颯として至る。
— 岡本綺堂 『雨夜の怪談』 青空文庫
四七一一番のオウ・デ・コロンはアルコオルがうんと入っていて、古くなるとウイスキイに変質するって話でも、聞いたことあるかい?
— 渡辺温 『四月馬鹿』 青空文庫
なぜならこの意味の「詩」という言語は、特殊の形式によるものでなく、あらゆる一切なものにわたって、内容の本質する点を指すのであるから、以下吾人は、暫らく詩という観念から離別をして、表現の原則する公理につき、基本の考察を進めて行こう。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫