振り向く
ふりむく
動詞-五段-カ行動詞-他動詞動詞-自動詞頻度ランク #25540 · 青空 2200 例
標準
to turn one's face
文例 · 用例
良子は机の上に振り向くと、家の中は暗くつて、机の上に池の中の鯉や舟を、縁に立つて見てゐる二人の男の子の描かれた挿絵がボンヤリ出てゐる。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
僕が背ろを振り向くと、会計台の所には、白い上衣のボーイが一人立つてゐて、列車の動揺に馴れ切つた脚つきで、でもシヤチコバつて立つてゐるのでありました。
— 中原中也 『夜汽車の食堂』 青空文庫
今来た路の方を振り向くと、峡間の底から、大霧は雪を包んで乱舞を始めている、それは噴火口の底から、硫烟が幾筋も縺れ合い、こんぐらかって、騰上するようである。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
半次が、T「どうやら向いの 雪枝さん、先生に 気があるらしい」 大吉聞き咎めて、半次の方振り向く。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
「ちよつとちよつと、あれが檀那樣なんですよ……」 教へられてその窓の方を振り向くと、何時の間にか紺の脊廣を着た若い紳士がその女と並んで、胸から上を窓臺に凭せ掛けながら立つてゐた。
— 南部修太郎 『病院の窓』 青空文庫
帰りかけて、うしろへ振り向くと、ガーリヤは、雪の道を辷りながら、丘を登っていた。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
振り向くと、それがボズさんと後に知つた老爺であつた。
— 国木田独歩 『都の友へ、B生より』 青空文庫
言っておいてこちらを振り向くでもなく、眼はやはり遠い眺望へ向けたままで、さもやれやれといったふうに石垣のはなのベンチへ腰をかけた。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
作例 · 標準
懐かしい声に呼ばれた気がして、彼は思わずハッと振り向いた。
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ショーウィンドウに映った自分の姿を見て、彼女は一度も振り向くことなく歩き続けた。
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どんなに彼を呼んでも、彼は一度もこちらを振り向くことはなかった。
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