雄鶏
おんどり異読 オンドリ
名詞
標準
male bird
文例 · 用例
この語は coq から来ていて、一羽の雄鶏が数羽の牝鶏に取巻かれていることを条件として展開する光景に関するものである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
」 于立嶺という、肩の怒った、皮肉な顔つきの工人が、二人の把頭の腕の下で、頸をしめられた雄鶏のように、ねじられて、片足は、しきりに空を蹴っていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
同じようなわけで、後に教授が道化役になって雄鶏の鳴き声をするのでも、映画のほうではちゃんとしたそれだけの因縁が明らかにされている。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
林のかなたでは高く羽ばたきをして雄鶏が時をつくる、それが米倉の壁や杉の森や林や藪に籠って、ほがらかに聞こえる。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
一羽の雄鶏は群れから少し離れて高々と時をつくった。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
雄鶏は終に閧の声をつくつた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
雄鶏昼鳴いて村叟の眠を覚さず、野雀軒に戯れて児童の之を追ふものなし。
— 北村透谷 『客居偶録』 青空文庫
雄鶏は外に出でゝ食をもとめ、雌鶏は巣に留りて雛を温む。
— 北村透谷 『「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ』 青空文庫
標準
cock