定本
ていほん
名詞
標準
revised edition (of a book or manuscript)
文例 · 用例
しかも今日、あへてこの再版を定本にして出す所以は、著者の私にとつて種種の理由があるのである。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
しかも「青猫」を完全な定本詩集とする爲には、是非とも此等の詩を補遺しなければならないので、初版出版後今日まで、長く私はその再版の機會を待つて居た。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
この意を明らかにする爲に、この定本版の表紙には、特に英字で The Blue Cat と印刷しておいた。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
よつてこの定本では、同君に舊稿を乞うて卷尾に附した。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
西暦一九三四年秋著者定本 青猫 全蝶を夢む座敷のなかで 大きなあつぼつたい翼をひろげる蝶のちひさな 黒い顏とその長い觸手と紙のやうにひろがる あつぼつたいつばさの重みとわたしは白い寢床のなかで目をさましてゐる。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
藏原伸二郎卷尾に この書の中にある詩篇は、初版「青猫」を始め、新潮社版の「蝶を夢む」第一書房版の「萩原朔太郎詩集」その他既刊の詩集中にも散在し、夫夫少し宛詩句や組方を異にしてゐるが、この「定本」のものが本當であり、流布本に於ける誤植一切を訂正し、併せてその未熟個所を定則に改定した。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
よつて此等の詩篇によつて、私を批判しようとする人人や、他の選集に拔粹しようとする人人は、今後すべて必ずこの「定本」によつてもらひたい。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
定本:「岡本かの子作品集」沖積舎 1990(平成2)年7月20日初版発行 1993(平成5)年6月30日新装版発行※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
作例 · 標準
その作家の全集は、最新の研究成果を取り入れた定本として刊行された。
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学術書として、この文献は多くの研究者にとっての定本となっている。
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この古典文学作品の定本を読むことで、作者の真意に迫ることができるだろう。
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標準
final version of a book as edited by the author
作例 · 標準
出版社は、作者が最後に手を入れた定本を世に出すことにした。
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彼の遺作は、生前に本人が監修した定本として出版される予定だ。
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この論文は、多くの議論を経て、最終的に定本として認められた。
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