葦簀
よしず
名詞
標準
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文例 · 用例
薄い煙に包まれて、茶は沸いていそうだけれど、葦簀張がぼんやりして、かかる天気に、何事ぞ、雨露に朽ちたりな。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
蘆の中に路があって、さらさらと葉ずれの音、葦簀の外へまた一人、黒い衣の嫗が出て来た。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
」 勇美子も夜会結びの鬢を吹かせ、雨に頬を打たせて厭わず、掛茶屋の葦簀から半ば姿をあらわして、「石滝から来たのじゃあなくって。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
その時は、爺どのの方へ背を向けて、顔をこう斜っかいに、」 と法師から打背く、と俤のその薄月の、婦人の風情を思遣ればか、葦簀をはずれた日のかげりに、姥の頸が白かった。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
月に浪が懸りますように、さらさらと、風が吹きますと、揺れながらこの葦簀の蔭が、格子|縞のように御袖へ映って、雪の膚まで透通って、四辺には影もない。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
」 十「利かぬ気の親仁じゃ、お前様、月夜の遠見に、纏ったものの形は、葦簀張の柱の根を圧えて置きます、お前様の背後の、その石※か、私が立掛けて置いて帰ります、この床几の影ばかり。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
捧げた心か、葦簀に挟んで、常夏の花のあるが下に、日影涼しい手桶が一個、輪の上に、――大方その時以来であろう――注連を張ったが、まだ新しい。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
山を上に見て、正的に町と町が附ついた三辻の、その附根の処を、横に切って、左角の土蔵の前から、右の角が、菓子屋の、その葦簀の張出まで、わずか二間ばかりの間を通ったんですから、のさりと行くのも、ほんのしばらく。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
作例 · 標準
「庭に立てかけた葦簀が、夏の強い日差しを和らげてくれる。」
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「屋外のイベント会場で、葦簀が日除けとして設置されていた。」
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「「この葦簀、風通しも良くて涼しいね。買って正解だった。」」
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