救荒
きゅうこう
名詞動詞-サ変
標準
famine relief
文例 · 用例
もう救荒本草類の圖書を蒐める便宜もなくなり、專ら親試に頼るのみである。
— 木下杢太郎 『すかんぽ』 青空文庫
茶山は此正月二日の詩に於て、単に家事のみを語つてゐるが、別に新年の五律があつて、「藩政俗差遷」と云ひ、又「救荒人忘旱」とも云つてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
この間も「救荒草木」という本を、わしがところへ持って来て見せた人がある。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
抑も右の宇田川氏が何処の隅からこんな珍妙な字を引出して来たかと言うと、それは支那の本の『救荒本草』がその倉庫であった。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
『救荒本草』に書いてある一、二の例を挙ぐれば例えば野西瓜苗の条下に「花罷作児」、辣辣菜の条下に「結小」、また菜の条下に「攅生小」の如きものである。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
支那の書物の『救荒本草』には、飢饉の時に際してはその嫩き苗葉を採りゆでて水に浸してその苦味を淘浄し油塩に調えて食する事が書いてある。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
支那の書物の『救荒野譜』(『農政全書』の「野菜譜」)に図を入れてそれが次の様に記してある(漢文)。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
私は『救荒本草』という本を高知で買って持っていたが、その中に似た草があったことを想い出し、調べた結果、この草は眼子菜、「ひるむしろ」であることをはじめて知った。
— 第一部 牧野富太郎自叙伝 『牧野富太郎自叙伝』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の飢饉の際、サツマイモは重要な救荒作物として奨励された。
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「飢えを凌ぐための救荒食として、昔の人はクズやワラビの根を食べていたんだよ」
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災害時に備え、保存性の高い食品を救荒用の備蓄として確保しておく。
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凶作に備えた救荒政策が功を奏し、村から一人の餓死者も出さずに済んだ。
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ウィキペディア
救荒(きゅうこう)とは、飢饉が実際に発生した際に行われる対応策のこと。
出典: 救荒 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0