勅撰
ちょくせん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
compilation for the emperor
文例 · 用例
新勅撰集恋二に「しら山の雪のした草われなれやしたにもえつゝ年の経ぬらん」とあるのも兼盛の歌である。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
熊楠謂く、此二名が一神を指すを立證するに最もよき文句は、梁朝に勅撰された經律異相卷四一に羅閲城人民請佛經から引た者だ。
— 南方熊楠 『毘沙門の名號に就いて』 青空文庫
これ近代の秀歌なれば、定家卿が新勅撰集を編む時、我日本とはこの輩の口にすべきでない、この日本と直さば入れようといふと、一字でも直されてはいけない、且つ日本人はみな皇民なれば天子を我君といふ、この国に生れて我日本といはん事、其人を差別すべきでないといひ張つて、直さず入れられなんだとは余程えらい。
— 南方熊楠 『きのふけふの草花』 青空文庫
結婚式の始まらぬ前から婿殿の処へ押かけて、キャッキャと笑い話をした某勅撰議員の令嬢があった。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
特に六十六年の細注が晉起居注を引きたるは、尤も其の信ずべきを見る者にして、晉起居注は藤原佐世が日本國現在書目にも見え、古く我邦に流傳せること論なく、神功紀が唐太宗勅撰の晉書を引かずして、此の書を引きたるは、或は未だ晉書を見ざりしに由るならん。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
代々の勅撰集のごときものが日本文学の城壁ならば実に頼み少き城壁にて、かくのごとき薄ッぺらな城壁は大砲一発にて滅茶滅茶に砕け可申候。
— 正岡子規 『歌よみに与ふる書』 青空文庫
長句の用い方など古今|未曾有にてこれを詠みたる人もさすがなれどこの歌を勅撰集に加えたる勇気も称するに足るべくと存候。
— 正岡子規 『歌よみに与ふる書』 青空文庫
代々の勅撰集の如き者が日本文学の城壁ならば、実に頼み少き城壁にて、かくの如き薄ツぺらな城壁は、大砲一発にて滅茶滅茶に砕け可申候。
— 正岡子規 『歌よみに与ふる書』 青空文庫
作例 · 標準
『万葉集』は、天皇の命を受けて編纂された勅撰集の代表例です。
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詩文を勅撰させることで、権威を高める意図があったと考えられます。
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「この絵巻物は、幕府の命により勅撰されたものとして知られている。」
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