暗に
あんに
副詞頻度ランク #23012 · 青空 721 例
標準
implicitly
文例 · 用例
人の物を無暗に捨ててはならないといふ。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
たつたそれつぽつちのものが無暗に異様に思ひ出されて、その後それはどうなつたか、今でも物置小屋の隅でも探せば抛り込んであるのではないか、さしあたり今度帰省した時には、母にでも訊いてみようと、突嗟には思つたりする、――が、なに、それほど殊勝でもなんでもない。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
そして彼一流の豐富の話題で、自分の考へてること、惱んでゐることに議事を關聯させ、最後に結論として、暗に私を鼓吹し、慰藉し、勇氣と力をあたへるやうに仕向けてくれた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
それを故意に漂母と言ったのは、一つはユーモラスのためであるが、一つは暗にその長屋住いで、蕪村が平常世話になってる、隣家の女房を意味するのだろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
訳もわからないで無暗に威張り散らすのが御役人だと思っていた。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
五 旅人の「山」 万坊ヶ原の一本松は、暁の暗に隠れた、那須野ヶ原あたりの開墾地にありそうな、板葺小舎から、かんがりと燈がさす。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
夕暗に聳える恵那山は真っ白に雪を被っていた。
— 葉山嘉樹 『セメント樽の中の手紙』 青空文庫
十間許り下流で釣つてゐる男の子の姿も、夕暗に輪廓がぼやけて来た。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗にについて考えている。
暗にという言葉は日本語で重要だ。
彼は暗にの意味を理解している。
この文には暗にが含まれている。