比喩的
ひゆてき
形容動詞
標準
figurative
文例 · 用例
)一、比喩的に云へば、太初には「消費」と「供給」は同時的存在だつたが、人類は恐らく「食はねばならぬ」とか「身を防がねばならぬ」といふ消極方面のことに先づ走つたので「消費」の方は取り残された。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
私は驚いて、「その怒田といふのは何方の方角でせうか、私は幼い時分に屡々その名を聞かされましたが、それは比喩的な、空想のところのやうな気がしてゐました。
— 牧野信一 『その村を憶ひて』 青空文庫
これ神が悪人を撃ち給う事を比喩的に述べたのであって、その描くが如き書振の鮮かなること比類|少きを思わしむる。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
幸福、不幸という生活の概括のしかたは、今日では益々比喩的な言葉というか、チラリと生活の波に照る言葉で、固定してそれが生きてゆく心の土台となるようなものではなくなって来ていると思う。
— 宮本百合子 『フェア・プレイの悲喜』 青空文庫
古い言い伝えでは「鏡は女の魂である」といわれる――これは、想像されるように、たんに比喩的な意味においてではない。
— AT HAKATA 『博多にて』 青空文庫
勿論これは創作態度についての比喩的な言葉である。
— 豊島与志雄 『性格批判の問題』 青空文庫
改めて断るまでもなく、この三人称とか一人称とかいうのは、対象物に対する視距離や観察面や取扱方法などをひっくるめた広義の批判の仕方の比喩的表現である。
— 豊島与志雄 『性格批判の問題』 青空文庫
――とこう云うのは、勿論比喩的な云い方であって、作者には各人各様の仕事癖があろうけれど、作者としての心境が右のようなものである限りは、文学は決して日向に出るものではない。
— 豊島与志雄 『文学の曇天』 青空文庫
作例 · 標準
彼は「死ぬほど疲れた」という言葉を、もちろん文字通りではなく比喩的な意味で使った。
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その詩人は、社会の矛盾を比喩的な表現を用いて鋭く批判することで知られている。
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「抽象的な議論ばかりでは分かりにくいので、もっと比喩的な例えを挙げて説明してくれませんか」
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