手鑑
てかがみ
名詞
標準
collection of handwriting (usu. old)
文例 · 用例
これらの漢字はさまで研究した用法でもあるまいから、いちいち『竜龕手鑑』などを検してみるだけの必要もなかろうが、とにかく文字の方からもある状態を現わそうとした努力だけは見える。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
舟木一家に残る古い焼物図絵を見ると「御誂物手鑑」とか「御好御写物」とか「御誂物絵図」とか題したものが残っている。
— 柳宗悦 『雲石紀行』 青空文庫
思うに、彼らの学問は、机というものを知らず、ただ、生死の道の生命を手鑑とし、人間世態の現実を訓と省み、天地自然を師となして体得されたものである。
— 第九分冊 『新書太閤記』 青空文庫
俺に、阿呆なところがあれば、おぬしの、よい手鑑、良友と思うて粗末にすまいぞ) いわば、こんな風に、底の底まで知りあって来た仲である。
— 第九分冊 『新書太閤記』 青空文庫
みんなは思わず風にうしろ向きになってかがみ、わたくしはさっきからあんまり叫んだので風でいっぱいにむせました。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
そして犬の首を抑へてかがみました。
— 新美南吉 『鳥右ヱ門諸国をめぐる』 青空文庫
ひとりは庭のかたすみに、印半纏着てかがみ、ひとりはほそき角柱、しんぞ寥しう手をあてて、朝のつかれの身をもたす古い宿場の青楼。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
暖い色の藁で霜よけをされた芭蕉があるきりのまだ淋しい花壇に添うた陽だまりのベンチの一つで、中年の男がインバネスの袖を肩へはね上げてかがみこみ、別に灰がたまっているのでもないのに、頻りと機械的に人さし指をうごかして巻煙草の灰をはたいている。
— 宮本百合子 『道づれ』 青空文庫
作例 · 標準
書道家は、手鑑を参考にしながら筆の練習に励んだ。
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博物館に展示されている手鑑には、貴重な古筆が収められている。
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彼は手鑑を広げ、書体の特徴を熱心に研究した。
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標準
model
作例 · 標準
彼女は若手芸術家にとっての手鑑となるような存在だ。
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その会社の成功は、業界における手鑑として注目されている。
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彼は、常に他の模範となる手鑑のような行動を心がけている。
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ウィキペディア
手鑑(てかがみ)とは、厚手の紙で作られた折帖に、古筆の断簡を貼り込んだ作品集。古筆を手軽に鑑賞できるところからこの名で呼ぶが、その形状から、鏡を開くことへの見立ても含んでいるかもしれない。「手鏡」とも。
出典: 手鑑 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0