雲隠れ
くもがくれ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
vanishing behind the clouds (e.g. of the moon)
文例 · 用例
雲隠れする最後の一角まで、追い詰めるように視線を投げた。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
ある電車運転手は途中で停車して共同便所へ一時雲隠れしたそうである。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
「あっ、」 とばかり、屹と見据えた――能楽界の鶴なりしを、雲隠れつ、と惜まれた――恩地喜多八、饂飩屋の床几から、衝と片足を土間に落して、「雪叟が鼓を打つ!
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
ままになる事なら、その下手くその作品を破り捨て、飄然どこか山の中にでも雲隠れしたいものだ、と思うのである。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
我が十二三歳の頃愛読したりし漫録集にして永く雲隠れしたりしものを、数日前はしなく父の古本函より発見したる、南城上野雄図馬が『人物と文学』あり。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
安宅先生に馴染んで来れば、しまいにはあんな雲隠れのようなことをさせてしまいます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「千箱だと一万円ですね」「今買うて置かれたら、来年また上りますから結局の所……」「しかし僕は一万円も持っていませんよ」 当にしていた印税を持って来てくれる筈の男が、これも生活に困って使い込んでしまったのか途中で雲隠れしているのだと、ありていに言うと、老訓導は急に顔を赧くした。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
亡き影やいかで見るらんよそへつつ眺むる月も雲隠れぬる もう朝になるころ源氏は二条の院へ帰った。
— 須磨 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
月が雲隠れし、あたりは一層暗くなった。
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霧の中に、富士山が雲隠れしてしまった。
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雲隠れした太陽が、再び顔を出すのを待った。
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標準
vanishing
作例 · 標準
彼は事件の後、人々の前から雲隠れしてしまった。
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急な借金が原因で、友人が雲隠れしてしまった。
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探偵は、雲隠れした容疑者の行方を追っていた。
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