生活感
せいかつかん
名詞
標準
lived-in feel (e.g. of a room)
文例 · 用例
何事も、生活感情は同じであります、というならば、少しは穏当である。
— 太宰治 『弱者の糧』 青空文庫
文壇の文学である詩や小説は、民衆の現実生活から遊離して、単なるインテリのデレツタンチズムになつて居るし、政府の官営してゐる学校音楽といふものも、同じやうに民衆の生活感情と縁がないのだ。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
なぜならそれらの音楽以外に、僕等の現実の社会的生活感情を表現し、魂の渇きを充たしてくれる芸術がないからだ。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
實際このインテイメイトなプルウストの話し方は佛蘭西人の生活や生活感情と云つたものを、これまで僕達が佛蘭西の小説を讀んで親しんでゐたより以上に、よりリアルに、僕達に近づけたので、僕達はさう云つた生活のデイテイルに限りのない親しさを感じる一方、またこれまでにない拒絶の感情をもうけとるのだ。
— 梶井基次郎 『「親近」と「拒絶」』 青空文庫
△歌でも句でも、詩は自然景象を通して生活感情がにじみ出てゐなければならない、いひかへれば自然が自己とならなければならないのである。
— 山口 『行乞記』 青空文庫
すべての芸術家等が、人生に対して持ってるイデヤは、この種の生活感から欲情される真の具体的のものである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
即ちその一つは純粋に芸術的な純美であって、他の一つはより人間的な生活感に触れるところの、或る別の種類の美である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
彼等の芸術に求めるものは、もっと人間性の情線に触れ、宗教感や倫理感やを高調し、生活感情に深くひびいてくるところの、より意欲的で温感のある美なのである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
作例 · 標準
モデルルームのような無機質な部屋よりも、少し生活感のある空間の方が落ち着く。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
独身の彼の部屋には、男の一人暮らしらしい雑多な生活感が漂っていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「おしゃれだけど生活感がないね」と友人に言われ、少し複雑な気分になった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview