物思い
ものおもい
名詞頻度ランク #34477 · 青空 538 例
標準
reverie
文例 · 用例
二人共物思いに沈んでる態だ。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
取り出せるは、皺になれる敷島の袋、残れる一本を、くわえて、火を点ず、残れる火を、さて敷島の袋にうつす、秋の日の下、物思いのひるさがり、芝生の上、めらめらと、袋は燃ゆらし 灰となりゆく、あわれ、我が肺もこの袋の如、日に夜に蝕まれゆくか、秋の日の下、くゆらす煙草のいとからし。
— 梶井基次郎 『詩二つ』 青空文庫
(物思いに沈みて凝立すること暫くにして、忽然夢の覚めたるが如き気色をなし、四辺を見廻す。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
『ただその時は健康が思わしくないからあまり浮き浮きしないで物思いに沈んでいたに違いない。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
』文造はしばらく物思いに沈んでいたが、寒気でもするようにふるえた。
— 国木田独歩 『まぼろし』 青空文庫
夜更けて物思いにふけっていると、裏の畑で狐が鳴きます。
— 種田山頭火 『雑記』 青空文庫
太陽の子であるひとりの若い商人が、物思いにふけりながら、荒い鼻息をたてている白い馬に乗っていました。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
その巨大な神はスフィンクスに身をもたせて、まるで移り行く年月のことを考えてでもいるかのように、物思いにしずんで、夢みるように横たわっていました。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はいつも一人、窓辺で物思いにふけっている。
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彼の顔には、人生の苦悩がにじむような深い物思いが刻まれていた。
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詩人は、湖畔で物思いにひたりながら、新しい作品の着想を得た。
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