豪華版
ごうかばん
名詞
標準
deluxe edition
文例 · 用例
かの国の有名な画廊にある名画の複製や、アラビアンナイトとデカメロンの豪華版や、愛書家の涎を流しそうな、芸術のための芸術と思われる書物が並んでいて、これにはちょっと意外な感じもした。
— 寺田寅彦 『火事教育』 青空文庫
博多の町の南の出外れ、万延寺の本堂と背中合わせの竹瓦に板庇、板敷土間に破れ畳二枚、ガタガタ雨戸の嵌め外しがやはり二枚という、乞食小舎の豪華版から、墓原越しに見晴らす筑紫野は、これも晩春の豪華版であろう。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
両書とも限定版で特に「食好み七日物語」は百五十円ほどする彩色木版入りの豪華版だ。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
柿の季節に於て、其中庵風景はその豪華版を展開する。
— 種田山頭火 『草木塔』 青空文庫
八拾円ニテ、マント新調、二百円ニテ衣服ト袴ト白|足袋ト一揃イ御新調ノ由、二百八拾円ノ豪華版ノ御慶客。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
吉良の父親は関係会社の一つに製菓会社があって、そこの包装部の特別室では思い付きのある娘たちに自由な意匠で製品を箱詰めさせ、豪華版の贈答品に売出すのを特色としていました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
そんなに贅沢な処ですか」「贅沢にも何にもスッカリ南洋式になっている、享楽の豪華版なんだ。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
また、著者としても、豪華版を作って少数の人に読まれるよりも、廉価版を作って多数の人に読まれた方がよい。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
作例 · 標準
人気コミックの豪華版が、限定で発売された。
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映画の豪華版DVDには、特典映像が満載だ。
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彼のデビューアルバムが、豪華版として再リリースされる。
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