狎れる
なれる
動詞-一段動詞-自動詞頻度ランク #3636 · 青空 247 例
標準
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文例 · 用例
そして女の体を胸の中に抱きかかえる姿勢のところに来ると、自分の細君の方を振り返って赧くなるのだが、だんだん狎れると、一層赧い顔をしながら、そっと両腕に力を入れた。
— ――夫婦哲学―― 『花嫁の訂正』 青空文庫
何うせもう狎れる気遣ひはありはしない――私は、あきらめて、奴の嘶きに、好い気味だ!
— 牧野信一 『剥製』 青空文庫
すると種則は患者の容態をきいているような愛想のよさはあったけれども、私の厚意に狎れるような反応はなく、たゞうなずいて、「なるほど、うむ。
— ――ゴロー三船とマゴコロの手記―― 『ジロリの女』 青空文庫
半兵衛は秀吉の敵意を怖れて引退し、如水にも忠告して、秀吉に狎れるな、出すぎると、身を亡す、と言つた。
— 坂口安吾 『黒田如水』 青空文庫
松永弾正でも切支丹でも何でも構はぬといふ冷血な意向であり、その意志と理知の冷たさには、利用される者共が、狎れるどころか、ふるへあがり、憎み、呪つた。
— 坂口安吾 『鉄砲』 青空文庫
人に狎れることの少ないムク犬が、招かれた慢心和尚の面をじっと見つめながら、尾を振ってそこへキチンと跪まったのは、物の不思議です。
— 道庵と鰡八の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
ドクター曰く、ペニシリンに狎れるナカレ。
— 飛鳥の幻――吉野・大和の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
祖父の言葉が叱責の語気であったとも思われないが、狎れることを許さない語気ではあった。
— その九 覆面屋敷 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
作例 · 標準
親しき仲にも礼儀ありと言うが、彼は上司に対して少し狎れすぎている。
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長年連れ添った夫婦であっても、相手への敬意を忘れ、狎れ合いの関係になるのは避けたい。
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「初対面なのに馴れ馴れしく肩を組んでくるなんて、少し狎れた印象を受けるな」と彼女は顔をしかめた。
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