甘草
かんぞう
名詞
標準
liquorice
文例 · 用例
その戸棚を開けると、緑礬、硝石、甘草、肉桂、薄荷、どくだみの葉、中には売薬の版木等がしんみりと交錯がつた一種異様の臭を放つ。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
ただしノルウェーの兎は雪を潜って※とて騾のごとき獣とに遺す、二獣、人来るを見れば必ず蹶を負うて走る、これは蹶を愛するでなくて甘草欲しさだ、蹶も二獣の可愛さに甘草を残すでなく足を仮るためじゃとある、まずは日英同盟のような利害一遍の親切だ、『山海経』に〈飛兎背上毛を以て飛び去る〉とあるも跳兎らしい。
— 兎に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
その戸棚を開けると緑礬、硝石、甘草、肉桂、薄荷、どくだめの葉、中には賣藥の版木等がしんみりと交錯がつた一種異樣の臭を放つ。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
甘草、またの名は忘れ草を活ける、百合よりも野趣がある。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
雑草を活ける、甘草はよろしいな、いぬころ草は可愛いな。
— 昭和十三年 『旅日記』 青空文庫
青草の堤には、蛇苺の實が紅く、甘草の花も紅く、蔓草は伸び、柳の藪が白い絲を吐き出してゐる。
— 吉江喬松 『山岳美觀』 青空文庫
眞夏が來て、稻の畔には、紅い百合花に似た甘草の花が、青地の上に星を連ねたやうに咲き出す。
— 吉江喬松 『山岳美觀』 青空文庫
甘草に、肉桂粉に薄荷といったようなものを二寸四方位の板に練り固めて、縦横十文字に切り型を入れて金粉や銀粉がタタキ付けてある。
— 夢野久作 『爆弾太平記』 青空文庫
作例 · 標準
この漢方薬は、甘草を主成分としています。
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甘草の根は、甘味料としても使われることがあります。
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子供の頃、お菓子に入っている甘草の独特な風味が苦手だった。
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