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茶の間

ちゃのま
名詞頻度ランク #25120 · 青空 2047
1
標準
(Japanese-style) living room
文例 · 用例
」 押入の掃除をすませて、漸く中から出て来ると、前ゐた人が忘れて行つたらしい粗末な白木の小さな神棚(神道の)、それが茶の間の長押の上に三角の棚を打付けてその上に載せてあるのだが、それを下ろして呉れといふ。
中原中也 引越し 青空文庫
祖母が死んだ子を褒めて耕二を悪く母に言つてゐたのであらう、そして父が母を呼んだのはその話の終り切らない時だつたのだらう、兄が自分の部屋にゆく途中、茶の間を通ると祖母にその話の余波をまはされたから。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
冬の夕まぐれの茶の間の板縁で古新聞を引破ってのホヤ掃除をした経験をもたない現代青年が、明治文学に興味の薄いのは当然かもしれない。
寺田寅彦 追憶の冬夜 青空文庫
その頃のわが家を想い出してみると、暗いランプに照らされた煤けた台所で寒竹の皮を剥いている寒そうな母の姿や、茶の間で糸車を廻わしている白髪の祖母の袖無羽織の姿が浮び、そうして井戸端から高らかに響いて来る身に沁むような蟋蟀の声を聞く想いがするのである。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
さうしてまた、お鈴さんに連れられて、もとの小綺麗な茶の間にかへると、そこには、大小さまざまの葛籠が並べられてある。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
茶の間の障子のガラス越しにのぞいて見ると、妻は鏡台の前へすわって解かした髪を握ってぱらりと下げ、櫛をつかっている。
寺田寅彦 どんぐり 青空文庫
彼女は茶の間の四畳半と工房が座敷の中に仕切って拵えてある十二畳の客座敷との襖を開けると、そこの敷居の上に立った。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
彼女はやや茶の間の方へ退りながら「誰が出すもんか」と小さく呟いていたが、柚木が彼女の眼を火の出るように見詰めながら、徐々に懐中から一つずつ手を出して彼女の肩にかけると、恐怖のあまり「あっ」と二度ほど小さく叫び、彼女の何の修装もない生地の顔が感情を露出して、眼鼻や口がばらばらに配置された。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
作例 · 標準
家族全員が茶の間に集まって、テレビを見ながら団らんの時間を過ごした。
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昔ながらの茶の間には、温かいお茶の香りがいつも漂っていた。
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友人が遊びに来たので、茶の間でくつろぎながら話をした。
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