退路
たいろ
名詞
標準
path of retreat
文例 · 用例
赤旗が退路を遮った。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
北の退路は、張督弁にふさがれていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
が、犬は、彼らの退路をも遮っていた。
— 黒島傳治 『前哨』 青空文庫
謙信が、海津城を尻目にかけ、わざと敵中深く入ると、信玄はまたそれを尻目にかけて、敵の退路を断ってしまったわけである。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
いよいよ評定に入るや、かの好漢忠次真先に、鳶ヶ巣以下の諸塁を夜襲し、併せて武田勢の退路を断たんことを提議した。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
胸が締め付けられるような感覚……「退路はただ一つ。
— THE RED-HEADED LEAGUE 『赤毛連盟』 青空文庫
財布の口を絞められて追い詰められたおっさんは、息子たちの退路を断つために工場に火を付け、ついに精神病院に閉じ込められて幕となる。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
相手は、そういってはなんだが、たかが女ふたりだし、退路を断たれたわけでもないのだから、いくらでも逃げられたはずだ。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
作例 · 標準
敵軍に背後の橋を爆破され、我々の部隊は完全に退路を絶たれてしまった。
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彼は用心深い性格で、新規事業を始める際も常に失敗した時の退路を確保している。
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火災が発生したビルの中で、煙に巻かれながらも必死に出口への退路を探した。
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