穎果
えいか
名詞
標準
caryopsis
文例 · 用例
卵が孕めば間もなくそれが種子となり子房の皮は果皮と名を換え、子房はそこで果実となるが、禾本類の果実は特に穎果と呼ばれ、すなわち通俗にいえば穀粒で、米麦の穀粒とあえて異なる所はないが、その形が極めて微小だからあえてこれを利用するには足りない。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
「さアここでえいからお松おまえ帰ってくれ」 と母が云っても、お松はなかなか自分を背から降ろさないで、どこまでもおぶって来る。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
十七日にゆくとしろ……えいか、そのつもりで小支度して置け」 学校へゆくは固より僕の願い、十日や二十日早くとも遅くともそれに仔細はないが、この場合しかも今夜|言渡があって見ると、二人は既に罪を犯したものと定められての仕置であるから、民子は勿論僕に取ってもすこぶる心苦しい処がある。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
」「やっぱり草履の方がなんぼ歩きえいか知れん。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
少なくも相対性原理はたとえいかなる不備の点が今後発見され、またたとえいかなる実験的事実がこの説に不利なように見えても、それがために根本的に否定されうべき性質のものではないと私は信じている。
— 寺田寅彦 『相対性原理側面観』 青空文庫
「さア」と、かの女はちよツと返事に困つたやうだが、「それもえいかも知れません。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
おとよさんは仕事姿がえいからそれがえいのだ。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
えいか」「はア」 事はまじめになって話は火の消えたようになった。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
作例 · 標準
稲の穎果は、私たちにとって主食となる重要な部分だ。
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トウモロコシの穎果は、一つ一つがぎっしりと並んで実る。
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植物学の授業で、様々な穀物の穎果の構造を学んだ。
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ウィキペディア
穎果 または穀果 とは、果実の型の1つであり、イネ科の植物に見られる。1個の種子を含み裂開せず、果皮は乾燥してふつう種皮と合着し、また内穎や護穎(特殊化した葉)で包まれている。
出典: 穎果 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0