恋歌
こいうた異読 れんか・こいか
名詞頻度ランク #37162 · 青空 190 例
標準
love song
文例 · 用例
妹が垣根|三味線草の花咲きぬ 万葉集の恋歌にあるような、可憐で素朴な俳句である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
……」 そして、ふたたびダンス場の桃色の迷宮のなかで僕は、嗄れ声のジャズ・シンガーの唱う恋歌に聞き惚れていた。
— 吉行エイスケ 『東京ロマンティック恋愛記』 青空文庫
(四十七行削除) それから一番おしまいの詩篇のところへ来ると、極端な恋歌ばっかりですね。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
先祖が乙姫に恋歌して、かかる処に流された、蛙の児よ、いでや、柳の袂に似た、君の袖に縋れかし。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
それを大掴に、恋歌を書き散らして参った。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
九「まさかとお思いなさるでありましょう、お話が大分|唐突でござったで、」 出家は頬に手をあてて、俯いてやや考え、「いや、しかし恋歌でないといたして見ますると、その死んだ人の方が、これは迷いであったかも知れんでございます。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
しかし、恋歌は流石に手に入ったものだね」(口の中で読んで、色紙を破って捨てる)老侍女「蝶々としたらほんとにいやらしい、暇つぶしの蝶々でございますねえ」式部「けども、また、いじらしいところもある蝶々さ、そうお憎みでないよ」(式部再び机に向って筆を執る。
— 岡本かの子 『或る秋の紫式部』 青空文庫
厭味な恋歌などは書かずともよいのにと源氏は苦笑しながらも、「そうじゃありませんよ、『大荒木の森こそ夏のかげはしるけれ』で盛んな夏ですよ」 こんなことを言う恋の遊戯にも不似合いな相手だと思うと、源氏は人が見ねばよいがとばかり願われた。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
百人一首の中には、切ない片思いを詠った美しい恋歌が数多く含まれている。
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平安時代の貴族たちは、自らの想いを恋歌に託して相手に届けた。
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その歌姫の歌う恋歌は、聴く人すべての心に愛の尊さを訴えかける。
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