和装本
わそうぼん
名詞
標準
book bound in the traditional Japanese style
文例 · 用例
行燈に圓朝の句を題した見返しある和装本が初版で、左側の序文は「研究」の中でも屡々いった春のやおぼろのそれである。
— 正岡容 『小説 圓朝 あとがき』 青空文庫
つまり和装本の形式は、丁度和服が殆ど手のつける余地のない程、完成し切った形体であると同じである。
— 恩地孝四郎 『書籍の風俗』 青空文庫
それから、春秋社の手にかかって洋装本と和装本と二通り出すことにした、洋装本の方は四六型で背中の処へ赤い絹がかかった紙板表紙であり、和装の方は大菩薩峠の文字を紙に木版で彫って張りつけたのである、それから出版が本式に玄人の手にかかったのである。
— 中里介山 『生前身後の事』 青空文庫