倅
せがれ
名詞
標準
son
文例 · 用例
倅に持っても好いような男です。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
けれど遠まはしに聞き出した處によると、田之浦の者で倅夫婦は百姓をして可なりの生活をして居るが、其夫婦のしうちが氣に喰ぬと言つて十|何年も前から一人で此處に住んで居るらしい、そして倅から食ふだけの仕送りを爲て貰つてる樣子である。
— 国木田独歩 『都の友へ、B生より』 青空文庫
やっと三十間堀の野口という旧友の倅が、返済の道さえ立てば貸してやろうという事になり、きょう四時から五時までの間に先方で会うことになっているのです。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
」「さうですな、山道で岐路が多いから矢張り案内が入るでしやう、宅の倅を連れて行つしやい。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
貴様のような信州の山猿、俺のようなたたき大工の倅には考えられないこった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
市郎の父は之を憂いて、倅には充分に医術を修業させ、将来は郷里で医師を開業させる心組であった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
倅は何うも冬子さんを嫌っているようですから、婚礼は当分|延しますと……。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
「東京の倅の方から一昨日手紙が参りまして、冬子の婚礼に就て来月初旬には必然帰って来ると云うことでした。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
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