彫り
ほり異読 えり
名詞頻度ランク #24946 · 青空 231 例
標準
carving
文例 · 用例
こういう職務に立つときの彼女の姿態に針一|突きの間違いもなく手間の極致を尽して彫り出した象牙細工のような非人情的な完成が見られた。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
その時に控え室となっていた教場の机の上にナイフでたんねんに刻んだいろいろのらく書きを見ていたら、その中に稚拙な西洋婦人の立ち姿の周囲にリリアン・ギッシュ、メリー・ピクフォードなどという名前が彫り込んであった。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
今にもその岸にある温泉や港町がメダイヨンのなかに彫り込まれた風景のように見えて来るのじゃないかと思うくらいだ。
— 梶井基次郎 『海 断片』 青空文庫
死者を納れる石棺のおもてへ、淫らな戯れをしている人の姿や、牝羊と交合している牧羊神を彫りつけたりした希臘人の風習を。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
まっ白な、あのさっきの北の十字架のように光る鷺のからだが、十ばかり、少しひらべったくなって、黒い脚をちぢめて、浮彫りのようにならんでいたのです。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
かゝる時、はからず目に入つた光景は深く脳底に彫り込まれて多年これを忘れないものである。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
さすがに忘れ果ててはいない、あの時の事この時のこと、自分の繰り返した逍遙の時を憶うにつけてその時自分の目に彫り込まれた風光は鮮やかに現われて来る、画を見るよりも鮮明に現われて来る。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
ナイフで色々ないたずら書きが彫りつけてあって、手垢で真黒になっているあの蓋を揚げると、その中に本や雑記帳や石板と一緒になって、飴のような木の色の絵具箱があるんだ。
— 有島武郎 『一房の葡萄』 青空文庫
作例 · 標準
木彫りの置物は、表面の繊細な彫り込みによって、まるで生きているかのように見えた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
この伝統工芸品は、職人の熟練した技による精巧な彫りが施されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
刀の柄には、魔除けの意味を込めて、複雑な彫り模様が刻まれていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
標準
chiselled features
作例 · 標準
彼の顔立ちは彫りが深く、どことなく神秘的な雰囲気を漂わせていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彫りの深い顔立ちの俳優は、スクリーンで存在感を放つことが多い。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
子供の頃、写真の父の彫りの深い顔を見て、厳格な人だと思っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite