河渠
かきょ
名詞
標準
waterway
文例 · 用例
何かきょう僕に用事でもあって来たのですか?
— ―――一幕三場 『春の枯葉』 青空文庫
どうかきょうは御免を……」「見れば顔色もよくないようだが、気分でもすぐれぬのか」「いえ、別に病気という訳でもござりませぬが……」「病気でなくば一局まいれ。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
どうしてかきょうは注文が立て込んでいるので、鰻の出前はすこし手間が取れると言った。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
それからそっと出てみると、水沢さんはびしょ濡れになって倒れていましたから、介抱して座敷へ連れ込んだのですが、なんだかきょときょとしているばかりで碌に口もきかないんです。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
父親はどこかきょときょとしたような調子で、低い声でいいわけをしていた。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
誰もここでは、これで先ず安心と思うように出来ている空気に、矢代は感服し、自分も何に安心したのかきょろきょろ周囲の様子を見廻すのだった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
縞の前垂をかけて小さい丸髷に結ったセキが、ああなアんだ、そこけ、と近づいて来るのを猛之介はこちらに立って見据えていたが、セキは又どういうものかきょうはいつものように顔の見えたところから大声でがなって来ず、すっかり猛之介のそばへよるまで黙っていて、しかも四辺を憚る気配で囁いた。
— 宮本百合子 『昔の火事』 青空文庫
赤シャツは馳け込んだなり、何かきょろきょろしていたが、切符|売下所の前に話している三人へ慇懃にお辞儀をして、何か二こと、三こと、云ったと思ったら、急にこっちへ向いて、例のごとく猫足にあるいて来て、や君も湯ですか、僕は乗り後れやしないかと思って心配して急いで来たら、まだ三四分ある。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
作例 · 標準
古代文明は、治水と灌漑のための河渠の整備から始まった。
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この地域は、複雑に張り巡らされた河渠が農業を支えている。
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洪水の後、村人たちは泥で詰まった河渠の清掃に追われた。
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