がし
がし
助詞
標準
as if to say
文例 · 用例
空は昨日までの雨に拭はれて、すがすがしく、それは海の方まで続いてゐることが分ります。
— 中原中也 『死別の翌日』 青空文庫
格別細い感じがした。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
扨、魂はにがい深淵だぞといふやうなことを我々日本人が云ふと、一寸そぐはない感じがしよう。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
あまりに哀しく、きのふきみのくちびる吸ひてきずつけ、かへれば琥珀の石もて魚をかこひ、かの風景をして水盤に泳がしむるの日、遠望の魚鳥ゆゑなきに消え、塔をきづくの額は研がれて、はや秋は晶玉の死を窓にかけたり。
— 萩原朔太郎 『感傷の塔』 青空文庫
〔われらひとしく丘に立ち〕宮沢賢治われらひとしく丘に立ち青ぐろくしてぶちうてるあやしきもののひろがりを東はてなくのぞみけりそは巨いなる塩の水海とはおのもさとれども伝へてきゝしそのものとあまりにたがふこゝちしてたゞうつゝなるうすれ日にそのわだつみの潮騒のうろこの国の波がしらきほひ寄するをのぞみゐたりき
— 宮沢賢治 『〔われらひとしく丘に立ち〕』 青空文庫
〔館は台地のはななれば〕宮沢賢治館は台地のはななれば鳥は岬の火とも見つ香魚釣る人は藪と瀬を低くすかしてわきまへぬ鳥をまがへる赤き蛾は鱗粉きらとうちながし緑の蝦を僭しつゝ浮塵子あかりをめぐりけり
— 宮沢賢治 『〔館は台地のはななれば〕』 青空文庫
〔このみちの醸すがごとく〕宮沢賢治このみちの醸すがごとく粟葉などひかりいでしはひがしなる山彙の上に黄なる月いざよへるなり夏の草山とになひてやうやくに人ら帰るをなにをかもわがかなしまんすゝきの葉露をおとせり
— 宮沢賢治 『〔このみちの醸すがごとく〕』 青空文庫
斯かる時芸術家が、否応なしに逐ひやられるのは風物の方へであり、世間がセチ辛くなればなる程、詩の方は却て浮世離れがして来るなぞといふことも、ありさうでないことではない。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
作例 · 標準
「あっちへ行け」と言わんがしに、飼い猫にしっぽでピシャリと叩かれた。
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「自慢かよ」と言わんがしな、鼻につく皮肉な笑みを浮かべてこちらを見ている。
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「余計なことを喋るな」と言わんがしの鋭い視線に、思わず言葉を飲み込んだ。
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