表現技法
ひょうげんぎほう
名詞
標準
techniques (of expression)
文例 · 用例
素材の取扱方とか、表現技法の巧拙とか、作者の態度や心境とか、そういう事柄だけが問題である時、文学は人生に対して日影の地位をしか占め得ないだろう。
— 豊島与志雄 『長篇小説私見』 青空文庫
そういうことも一応は考えられるとして、さてその次に、作品中の人物に対する直接的批評が、文芸批評家の中にも一向見出されず、文芸批評と云えば、作者の態度や心境と表現技法とに限られてるということは、何故であろう。
— 豊島与志雄 『長篇小説私見』 青空文庫
「唐人お吉」以後歴史物に手をつけるようになってからは、文字の駆使、表現技法などに、独特の精緻な風格を増してきて、「読者の眼を廻させるスタイルだ。
— 豊島与志雄 『十一谷義三郎を語る』 青空文庫
十一谷君の短篇集「青草」や「あの道この道」などの時代には、作品の傾向も互に近かったが、「唐人お吉」から「神風連」などになると、十一谷君の視野は時代的な広さをもち、小説形式は整備してき、表現技法は独特な彫琢を加えてきたし、私の方は逆に、作品との距離を取失い、形式や技法を無視するようになってきた。
— 豊島与志雄 『十一谷義三郎を語る』 青空文庫
――で一般に、学術論文に於てもその表現技法が極めて大事だということが之で判る。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
学術論文のこの形式的な表現技法とそれによって表現される学術内容である論旨との関係に於て、いつも大事なものは併し云うまでもなく論旨そのものだ。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
問題は、論文のこの表現技法が、どのようにこの論旨をありのままに、損うことなく、却って助長さえしつつ、叙述出来るかに懸る。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
能や文楽の表現技法で現代的な内容を持たせようとする試みは実験的には興味が多いが、それぞれの古老が概して否定的なように至難の業かと思う。
— 信時潔 『歌詞とその曲』 青空文庫
作例 · 標準
彼の小説は、独特の表現技法で読者を魅了する。
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絵画では、光の表現技法が作品の印象を大きく左右する。
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演劇において、声のトーンや身体の動きも重要な表現技法となる。
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ウィキペディア
表現技法(ひょうげんぎほう)は、様々な文章(短歌・小説など)の中に見られる表現上の技術や工夫である。
出典: 表現技法 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0