強兵
きょうへい
名詞
標準
powerful army
文例 · 用例
此君にして此臣あり、十萬石の政治を掌に握りて富國強兵の基を開きし、恩田杢は、幸豐公の活眼にて、擢出られし人にぞありける。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
即富國強兵策である。
— 森鴎外 『古い手帳から』 青空文庫
偶々、岩倉大使と共に欧米を巡遊して、その燦然たる文明の諸施設に驚嘆し、殖産興業に依る富国強兵の大策を、土産として帰朝した大久保利通の眼には、征韓派の主張は、時代知らずの書生論としか映らなかつたのであらう。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
しかも、戦勝日本の実力を築いたものは、大久保利通に依つて指導された殖産興業に依る富国強兵政策であつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
英米ノ國情ニ於テハ必ズシモ強兵ヲ意味セズシテ、日本ノ建國ト信念トニ於テハ傭兵ハ必ズ弱兵ナルハ論ナシ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
軍隊ノ強盛ヲ念トスル軍事當局スラ此ノ強兵ヲナス根源ヲ提唱スル者無ク、凡テノ國民ハ國民ノ義務ナル道念ニ忍ビテ一ニ只忘却ニ封ジツツアルトキ、兵卒其者ガ憤恨ニ爆發スルノ日ハ則チ勞働者ト結合シタル勞兵會ノ出現ナラザルベカラズ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
フレデリク大王が長大の男女を配偶して強兵を図った先駆で、大きい子を多く生みさえすれば実は誰の種でもよいという了簡、これは格外として、戦国の末わずか十年内に楚王后が生んだ黄歇の子と秦王后が生んだ呂不韋の子が楚と秦の王に立った。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
多年の因習、一朝に一洗することは不可能であるとしても、新興国の当路者がここに意を致すことなくんば、富国はともあれ、強兵の実は遂に挙がるまいと思われる。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
作例 · 標準
古代から、国家の安全保障のためには強兵の育成が不可欠とされてきた。
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その国は、隣国との緊張関係に備え、強兵政策を推し進めている。
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「我々には強兵が必要だ!」と、彼は国民に訴えかけた。
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