真新しい
まあたらしい
形容詞頻度ランク #30041 · 青空 262 例
標準
brand new
文例 · 用例
それもみな買い立ての真新しいものだった。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
其処へ東京から新任の県知事がお乗込とあるについて、向った玄関に段々の幕を打ち、水桶に真新しい柄杓を備えて、恭しく盛砂して、門から新筵を敷詰めてあるのを、向側の軒下に立って視めた事がある。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
ぬしありやまた新に調えたか、それは知らない、ただ黒髪の気をうけて、枕紙の真新しいのに、ずるずると女の油が浸んでいた。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
慣れても、真新しい風情の中に、其の釣鐘草の交つたのが、わけて珍らしかつたのである。
— 泉鏡花 『玉川の草』 青空文庫
頭から、慄然とするだに、」「そうかい、ああ私も今、手を拭こうとすると、真新しい切立の掛手拭が、冷く濡れていたのでヒヤリとした。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
よごれの無い印半纏に、藤色の伊達巻をきちんと締め、手拭いを姉さん被りにして、紺の手甲に紺の脚絆、真新しい草鞋、刺子の肌着、どうにも、余りに完璧であった。
— 太宰治 『善蔵を思う』 青空文庫
――もっと深入した事は、見たまえ、ほっとした草臥れた態で、真中に三方から取巻いた食卓の上には、茶道具の左右に、真新しい、擂粉木、および杓子となんいう、世の宝貝の中に、最も興がった剽軽ものが揃って乗っていて、これに目鼻のつかないのが可訝いくらい。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
この店の女房が、東京ものは清潔ずきだからと、気を利かして、正札のついた真新しい湯沸を達引いてくれた心意気に対しても、言われた義理ではないのだけれど。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫