外見上
がいけんじょう
名詞-の形容詞
標準
outward
文例 · 用例
蚕や蛇が外皮を脱ぎ捨てるのに相当するほど目立った外見上の変化はないにしても、もっと内部の器官や系統に行われている変化がやはり一種の律動的|弛張をしないという証拠はよもやあるまいと思われる。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
これは存外見上げたものだと思われる。
— 寺田寅彦 『マルコポロから』 青空文庫
こういう疑いは、問題の学問が、複雑極まる社会人間に関する場合に最も濃厚であるが、しかし、外見上人間ばなれのした単なる自然科学の研究についても、やはり起こし得られる疑問である。
— 寺田寅彦 『学問の自由』 青空文庫
粘土のかたまりから壺にできて行くのは外見上いくらかこれと似た過程であるが、しかし生物の胚子の場合に陶工の手の役目をつとめるものが何であるかはいかなる生物学者にもまだよくはわからないようである。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
講義の内容の外見上の変化が少なくともその講義の中に流れ出る教師の生きた「人」が生徒に働きかけてその学問に対する興味や熱を鼓吹する力が年とともに加わるという場合もあるかもしれない。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
そして複雑な因縁の理によって、前から恋していた男女、縁つづきの男女、あるいは外見上、偶然の機会で知り合った男女、または思いもよらぬ人の勧告、仲介によって、男女は一生のかためを致します。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
これと反対に、外見上、すること為すことが大抵予想計画どおりにうまく行く人があります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
もし実に合理的のものであったら、形式がそれ自ら内容の投影である故に、本質に於て詩と考え得ないような文字を、外見上から紛れ入れるようなことは無いわけである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
作例 · 標準
「外見上は何の問題もなさそうに見えるけど、基板の奥の方で断線している可能性があるな。」
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「この果物、外見上は傷ひとつないのに、切ってみたら中が完全に腐ってたよ。ひどいな。」
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「ふうん、外見上は双子みたいにそっくりな兄弟だけど、話してみると性格は真逆なんだね。」
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