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表面上

ひょうめんじょう
副詞名詞-の形容詞
1
標準
on the surface
文例 · 用例
蕪村の場合では、そのリリシズムと同じように、哲学が句の背後に隠れており、表面上の一通りな鑑賞では、容易に発見できないのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
他の連中の書くものに比べて、虚子のものには、それが表面上は単なる写生的のものでも、その裏面に何かしら夢幻的の雰囲気が漂っているような気がした。
寺田寅彦 高浜さんと私 青空文庫
それである一つの歌と次の歌とが表面上関係はないようでも、それから少し下層へ掘込んで行くとどこかで、しっかり必然的につながっているように思われ、それを掘込んで行くときに結局|不知不識に自分自身の体験の世界に分け入ってその世界の中でそれに相当するつながりを索めることになります。
寺田寅彦 書簡(※) 青空文庫
それらが表面上は単なる音韻的な連鎖として用いられ、悪く言えば単なる言葉の遊戯であるかのごとき観を呈しているにかかわらず、実際の効果においては枕詞の役目が決して地口やパンのそれでないことは多くの日本人の疑わないところである。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
これは表面上は純粋な客観的事象の記述に過ぎない。
寺田寅彦 俳句の精神 青空文庫
もちろん当局でもそのへんに遺漏のあるはずはないが、しかし一般世間ではどうかすると誤った責任観念からいろいろの災難事故の真因が抹殺され、そのおかげで表面上の責任者は出ない代わりに、同じ原因による事故の犠牲者が跡を絶たないということが珍しくないようで、これは困ったことだと思われる。
寺田寅彦 災難雑考 青空文庫
表面上てにはなしの句はあっても、それは例外であって、それでも影にかくれたてにはをもっているとも見られるであろう。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
しかし川柳の下等なものになると、表面上は機微な客観的真実の認識と描写があるようでも、句の背後からそれを剔出して誇張し見せびらかす作者の主観が濃厚に浮かび上がって見えるのをいかんともし難い、これは風雅の誠のせめ方が足りないで途中で止まっているためである。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
作例 · 標準
表面上は友好的な関係を保っているが、その裏では激しい競争が繰り広げられている。
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彼の言動は表面上は穏やかだったが、その目には強い意志が宿っていた。
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表面上は何事もなかったかのように見えたが、内部では大きな変化が起きていた。
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表面上(ひょうめんじょう) — 幻辞.com