咽頭
いんとう
名詞頻度ランク #40834 · 青空 27 例
標準
pharynx
文例 · 用例
黒竜江にはところどころ結氷を破って、底から上ってくる河水を溜め、荷馬車を引く、咽頭が乾いた馬に水をのませるのを商売とする支那人が現れた。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
咽頭が乾くと、岩の下の清水を掬つて飲んだ。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
けれども咽頭奥で呟くような声がしているので鼈四郎が耳を近付けてみると、唄を唄っているのだった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
東 咽頭過ぐれば熱さ忘るゝ西 鑿といへば鎚 東のは懲りて復これを忘るゝものを云ひ、西のは人須らく智を運し功を速やかにすべきを云へり。
— 幸田露伴 『東西伊呂波短歌評釈』 青空文庫
咽頭の癌腫のために急に亡くなったと云うことである。
— 森鴎外 『二人の友』 青空文庫
私が藤枝のところに着いた時は、丁度、かかりつけの医師が来ていて、何か薬をしきりと彼の咽頭部に塗つてやつているところだつた。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
そうした不可解な心理を包んだ黒怪人物……若林博士は、かくして間もなく、少女の胸腹部を、咽頭の処まで縫合せ終りますと、最後に一際鋭い小型のメスを取上げて、四一四号の少女の顔面に立向いました。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
それから唇の両端を耳の近くまで切り裂いて、咽頭が露われるまでガックリと下顎を引卸しました。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
風邪をひくと、まず咽頭のあたりがイガイガし始めることが多い。
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嚥下時に食べ物が咽頭から食道へスムーズに送られる。
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医師は私の咽頭をライトで照らしながら、炎症の有無を確認した。
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