勤め人
つとめにん
名詞頻度ランク #40761 · 青空 131 例
標準
office worker
文例 · 用例
午後の五時から七時までのその夜学では、生徒は勤め人かそれとも他の学校に席を有してゐるものであり、如何にもみんな一寸顔を出してゐるといつた気持で来てをり、二年間一緒の教室にゐて、一度も話を交はさずに終る男もあるのである。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
「これなんだね」「鉄道馬車」「これなんだね」「お勤め人、洋服を着て鞄持って」 四郎はその絵姿をつくづく眺めていたが、やがて言った。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
割引電車の青い労働帽の炎のような太陽が燃えて、世が明けわたると、半開のビルデングの鎧戸を汚れた袴をはいた女事務員がくぐり、表情の失せた勤め人たちが、破れたわい襯衣から栄養不良の皮膚をのぞかせて鏡のように磨かれた石造の建物に吸いこまれた。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
------------------------------------------------------- 夕方の神楽坂通りは散歩の学生や帰りがけの勤め人なぞでいつもいっぱいである。
— 映画館めぐり(十) 『牛込館』 青空文庫
彼女の話によると、養女が二人あり、みんな大きくなって、年上の方は東京の方で、この商売に取りついており、抱えも五人あって、調子が悪くないというのだったが、下の方もこれもこの土地での評判の美人で、落籍されて、東京で勤め人の奥さんで納まっており、子供も三人あるのだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
ぴつちりと身についた洋服を着て、髪は髪油で光り、勤め人風に刈りこまれ、鼻の下には官吏らしい短かい髭と、薄い唇とがありました、彼は落着いた声で私に話しかけるのです、彼が表面の落着きに反して、興奮してゐることは、彼の手にもつた細味のステッキがぶるぶると小刻みにふるへてゐるのでわかりました。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
ここらは勤め人が多いので、夕方から夜にかけては湯屋がひどく混雑する。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
二人は停留所で、勤め人や学生たちに交って、電車を待った。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
作例 · 標準
彼は定年退職した元勤め人で、今は悠々自適の生活を送っている。
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都会には多くの勤め人が毎日電車に乗って通勤している。
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勤め人は組織の一員として、責任感を持って働くことが求められる。
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