会社員
かいしゃいん
名詞
標準
company employee
文例 · 用例
すると三十格恰の会社員でもしてゐさうな、蝶ネクタイが出て来た。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
「しかしねえ」と、その傍にゐた会社員風の男が睡さうに云つた、「音羽屋のを見てからは見られませんよ。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
すぐ向うの腰掛には会社員らしい中年の夫婦が十歳くらいの可愛い男の子を連れておおかた団子坂へでも行くのだろう。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
平一はこの会社員らしい男を何処かで見たように思ったがつい思い出せない、向うでも時々こちらの顔を見る。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
会社員は組員へ注意した。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
このなつかしさに対しては、去年の夏から互に許し合っている水泳場近くの薄給会社員の息子薫少年との小鳥のような肉体の戯れはおかしくて、想い出すさえ恥じを感ずる。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
その間、某私立大学生、某会社員、某教師等々と関係したことを告白せり――。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
いつになく元|たM会社員の青木さんは、山の手のある靜かな裏通りにある我家の門口をはひると、今まで胸に包んでゐたうれしさを一|時に吐き出すやうにはしやいだ声で奧さんの名を呼んだ。
— 南部修太郎 『夢』 青空文庫