嘆き悲しむ
なげきかなしむ
動詞-五段-マ行
標準
to grieve and moan
文例 · 用例
わたくしは以前、古い支那の小説で、ある人妻が佯って、井戸の中に身を投げたように見せかけて、どれ程夫が嘆き悲しむか、それに依って夫の、自分に対する愛情を測ると云う話を読んだことがございました。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
お父さん、お母さんは、嘆き悲しむに違ひない。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
私は無論その松原の蔭に住む一私人としてこの事を嘆き悲しむ。
— 若山牧水 『沼津千本松原』 青空文庫
比類なき自然のこの一つの美しさを眺め楽しむ一公人として、またその美しさを歌ひ讚へて世人と共に楽しまうとする一詩人として、限りなく嘆き悲しむのである。
— 若山牧水 『沼津千本松原』 青空文庫
」 ぞっとおぞ毛を立てながら、おのが身ののろわれた病を嘆き悲しむかのようにつぶやいたものでしたから、伝六はいうまでもないこと、右門も事の意外から意外へ急転直下したのに、したたかおどろいていましたが、しかし、さすが捕物|侠者です。
— 足のある幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
釈迦如来かくれましまして二千余年になりたまふ正像の二時はおはりにき如来の遺弟悲泣せよ釈尊はすでに入滅した、現在の我々はもはや釈尊に遺され捨てられてしまったのであると彼は嘆き悲しむのである。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
この人はあまりにも悲惨な世の中の有様を見、またかくも多くの人々が日々に死して行くのを嘆き悲しむのあまり、何とかして死した人々に仏縁を結ばせてやりたいものだと発願したので、毎日毎日街を歩き廻って屍を発見する度に、その額に阿の字を書いて極楽往生を念じたのであった。
— 鴨長明 『現代語訳 方丈記』 青空文庫
勿論|舟出を見送る時には、嘆き悲しむのに相違ない。
— 芥川龍之介 『澄江堂雑記』 青空文庫
作例 · 標準
愛犬を失った彼は、毎日嘆き悲しんでいた。
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戦争で多くの命が失われ、人々は嘆き悲しんだ。
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不公平な世の中に、彼女は嘆き悲しむことしかできなかった。
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