板挟み
いたばさみ
名詞
標準
being stuck between a rock and a hard place
文例 · 用例
御主様に育ての恩はあり、さればとてご唱名は欠かしたくなし、義理と法に板挟みの揚句が、御念仏を唱えとうてなりませぬ時には「忘れまいぞやあのことを」「忘れまいぞやあのことを」かように申して阿弥陀さまへの申訳、自分の心への誓いにして居りまする。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
ちょうど姉歯早川組の奸計と、両親の勘当とで、板挟みになって死んだ訳だナ」「書きてえナア畜生……夕刊に……大受けに受けるんだがナア……」「イカンイカン。
— 夢野久作 『空を飛ぶパラソル』 青空文庫
お朝には泣かれ、おかんには責められ、板挟みになってさんざん苦しんだ重吉は、途方にくれた自棄半分の無分別から、お朝を説きつけて、一緒に死ぬことになった。
— 雷獣と蛇 『半七捕物帳』 青空文庫
自分ばかりが呆気に取られるだけなら我慢もなるが、社外の人に手数を掛けたり多少の骨折をさせたりした事をお関いなしに破毀されてしまっては、中間に立つ社員は板挟みになって窮してしまう。
— 内田魯庵 『三十年前の島田沼南』 青空文庫
人間と人間との間の板挟みにされ、両脚は宙に浮いて身体が波の動揺のままにゆさぶられているのです。
— 猛火の中の私たち 『幕末維新懐古談』 青空文庫
板挟みになって困ったのですが、増村の番頭と相談の上で、お葉の方は三十両で形を付け、八丁堀の坂部さんの方へは番頭同道で相当の物を持参、それでまあ勘弁して貰いました。
— 川越次郎兵衛 『半七捕物帳』 青空文庫
政治奉行の小森と山本とは、東下論者と下士たちの板挟みになって、下士たちの鎮撫不能の責任を負うて、城中で屠腹してしまった。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
だがインターフェイスマネージャーの開発チームは、与えられた開発目標とPC上で使うという条件の板挟みとなって苦闘を余儀なくされた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
作例 · 標準
理事会の強硬な方針と現場職員の切実な訴えの板挟みになり、施設長は苦渋の決断を迫られている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「母さんと妻のどっちの味方をするんだって詰め寄られてさ、もう完全な板挟みだよ」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
地域の再開発による経済促進と、歴史的景観の保護という難しい板挟みの状況に直面している。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
絶交した二人の友人のどちらからも相談を持ちかけられ、彼は板挟みになって困り果てていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview