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紫斑

しはん
名詞
1
標準
purpura
文例 · 用例
其日も暮れ、夜に入りて四辺の静になるにつれ、お村が悲喚の声|冴えて眠り難きに、旗野の主人も堪兼ね、「あら煩悩し、いで息の根を止めむず」と藪の中に走入り、半死半生の婦人を引出だせば、総身赤く腫れたるに、紫斑々の痕を印し、眼も中てられぬ惨状なり。
泉鏡花 妖怪年代記 青空文庫
眉毛が抜け睫毛が抜け、紫斑と水腫と結節とが、彼の姿を醜いものにした。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
丸太がまるでピアノの鍵盤のように上ったり下ったりするため、ぼんやりしている乗客は、後頭部に瘤をつくったり、額に青紫斑をこしらえたり、またどうかすると自分で自分の舌の先きを、いやというほど噛んだりもする。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
これあまた青|紫斑をこしらへられなきやあなるまいが、ホモさん、あんたにもちと具合が悪いわねえ。
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI ディカーニカ近郷夜話 前篇 青空文庫
教父はいつもの無頓着さにも似げなく、女房には負けてゐなかつたので、何かといへば必らず、眼の下に血紫斑をつけて家から逃げ出した。
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI ディカーニカ近郷夜話 後篇 青空文庫
紫斑あるにほひ百合、花は泉の戸のしるし、二人しのびてたどりつき、二人うかがふ水の國。
蒲原有明 春鳥集 青空文庫
紫斑病という言葉を聞きかじっていたので、斑点を仔細に調べ、それから腕や腿をめくって眺め、風呂にはいる時にも体のあちこちを眺めた。
豊島与志雄 春盲 青空文庫
痕跡の紫斑を隠すためか、彼女は和服を着ることが多くなった。
豊島与志雄 朝やけ 青空文庫
作例 · 標準
皮膚に多数の紫斑が見られる。
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診断の結果、原因不明の紫斑病と判明した。
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薬の副作用で、体の一部に紫斑が出た。
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