心算
しんさん異読 しんざん・つもり
名詞
標準
intention
文例 · 用例
「それでも隣の家の井戸からは、フンダンに水が出るが」 と云ふと、「わしは、その隣の井戸を覗いた訳ではない」 酒屋の景品券じやあるまいし、この因業家主は店子を「焙り出す」心算でゐるのだ。
— 葉山嘉樹 『井戸の底に埃の溜つた話』 青空文庫
そして色々人を笑はせる心算らしい粗暴な或は卑猥な言語を並べたりした。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
もともと実験の教授というものは、軍隊の教練や昔の漢学者の経書の講義などのように高圧的にするべきものではなく、教員はただ生徒の主動的経験を適当に指導し、あるいは生徒と共同して新しい経験をするような心算ですべきものと思う。
— 寺田寅彦 『物理学実験の教授について』 青空文庫
僕は其頃ピラミッドでも建てる様な心算で居たのであるが、米山は中々盛んなことを云うて、君は建築をやると云うが、今の日本の有様では君の思って居る様な美術的の建築をして後代に遺すなどと云うことは迚も不可能な話だ、それよりも文学をやれ、文学ならば勉強次第で幾百年幾千年の後に伝える可き大作も出来るじゃないか。
— 夏目漱石 『落第』 青空文庫
勿論お作は、誰よりも熱心に愛読します心算、もう一言。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
こりゃてっきり父者が自分の首とわしの首とを引換えに、三井寺から開山聖人さまの御影像を、取戻す心算と知った。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
元禄文学の品質如何は、他日詳論すべき心算ある故に、爰には之を言はず。
— 北村透谷 『「伽羅枕」及び「新葉末集」』 青空文庫
たゞ此の文と直江志津の一刀のみは鐘楼の鐘の下に伏せ置き、後日の証拠とし、世の疑ひを解かむ便とせむ心算なり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
作例 · 標準
彼は何も言わずに去っていったが、その心算は誰にも分からなかった。
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私の心算を悟られぬよう、冷静を装った。
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彼女には、何か深い心算があるように見えた。
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標準
belief
作例 · 標準
成功するという固い心算が、彼を支え続けた。
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どんな困難にも打ち勝てるとの心算で、彼は挑戦し続けた。
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彼の心算は、周囲の反対にもかかわらず揺るがなかった。
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