粉体
ふんたい
名詞
標準
powder
文例 · 用例
粉状物質の堆積は、ガスでも、液でも、弾性体でもない別種のものであって、これに対して「粉体力学」があるはずである。
— 寺田寅彦 『自然界の縞模様』 青空文庫
近ごろ、土壌の力学に関連してだいぶこの方面が理論的にも実験的にも発達して来たようではあるが、それはしかしほとんど皆静力学的のものであって、「粉体の運動」に関する研究は皆無と言っても過言でない。
— 寺田寅彦 『自然界の縞模様』 青空文庫
そしてこの研究に芽生えた思想は、粉体の特殊な性質の研究や割れ目の理論を経て、遂に先生晩年に於ける『生命と割れ目』の論文まで、発展して行ったのである。
— 中谷宇吉郎 『実験室の思い出』 青空文庫
寺田先生は前に粉体の物理的性質の研究をされたことがあって、粉体の層に罅が入る時には、罅の深さと同じくらいの間隔で、沢山の割れ目が入ることが分かっている。
— 中谷宇吉郎 『墨並びに硯の物理学的研究』 青空文庫
一般に粉体の摩擦電気の研究は可成り面倒で、今まで色々な粉についての研究は沢山あるが、まだどうも標準的な方法がないように思われる。
— 中谷宇吉郎 『低温室だより』 青空文庫
今の物理を論ずる時には、一定の大きさを持った均一な物体について、その色々の物理的性質を調べるか、それでなければ、その物質の窮極の姿である分子や原子の構造を論ずるかであって、その中間の姿即ち粉体や膠質の性質は兎角物理的な研究の範囲外に取り残されている傾向がある。
— 中谷宇吉郎 『霜柱と白粉の話』 青空文庫
今一つの相は、粉体の力学、砂の崩れ方の研究などとなって現われている。
— 中谷宇吉郎 『文化史上の寺田寅彦先生』 青空文庫
しかし形はあっても極めて微小で、しかもそのおのおのはあらゆる複雑な形をしている、そのようなものの集合が全体としてはある一定の法則に従うというのが粉体の力学である。
— 中谷宇吉郎 『文化史上の寺田寅彦先生』 青空文庫
作例 · 標準
新しく開発された粉体の塗料は、液体塗料に比べて環境への負荷が少ないと注目されている。
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工場では、精密なセンサーを使って配管内を流れる粉体の流量を常に監視している。
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小麦粉や片栗粉のようなサラサラした粉体は、湿度の高い場所に置くと固まってしまう。
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