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横溢

おういつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
overflowing
文例 · 用例
月給日といへば女優部屋などは、普段とは和気の可なり横溢してゐるものだつた。
――飜弄さる 蜻蛉 青空文庫
例の細つそりした女優は、自分よりも新参者の出来たことを、その和気の横溢した中でモヤモヤと感じた。
――飜弄さる 蜻蛉 青空文庫
室生君元氣横溢、しきりに僕に挑戰すれども、僕避けて爭はない。
萩原朔太郎 歳末に近き或る冬の日の日記 青空文庫
明治年間、殊に、日清戦争から、日露戦争前後にかけての期間は、最も軍国主義的精神が、国内に横溢した時期だった。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
それが軍事的傾向の横溢した日清戦争から日露戦争に到る間の当時の風潮に投合したのである。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
もちろん短歌の中には無季題のものも決して少なくはないのであるが、一首一首として見ないで、一人の作者の制作全体を通じて一つの連作として見るときには、やはり日本人特有の季題感が至るところに横溢していることが認められるであろうと思われる。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
武松は忽ち元気を横溢さした。
黒島傳治 土鼠と落盤 青空文庫
この光りに横溢した空間はまやかしだ。
梶井基次郎 闇への書 青空文庫
作例 · 標準
例句