気散じ
きさんじ
形容動詞名詞
標準
recreation
文例 · 用例
家邸も何かせむ、皆得三に投与えて、かかる悪魔の火宅を遁れ、片田舎にて気散じに住みたまう気は無きか、連れて遁げんと勧めしかど、否、先祖より伝わりたる財産は、国とも城ともいうべきもの、いかに君と添いたいとて、人手には渡されず。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
見なさる通り、行脚とは言いながら、気散じの旅の面白さ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
長楽 宮中 雲気散じ、朝元 閣上 雨声収まる。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
何の心に渇きを覚えることもなく、いや、気散じな暮しです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
えゝ、まゝよと思いますと、すぐその思いの下から、まゝよ三度笠横ちょに冠り破れかぶれの三度笠という小唄が口誦まれて来ます乞食の気散じな身の上。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
ところが今度の帰国を幸い、縁辺の話を決定めたいという親類の意見から、暫く役目のお預りを願って、その空屋同然の古屋敷に落付く事になると、賑やかな霞が関のお局や、気散じな旅の空とは打って変った淋しさ不自由さが、今更のように身に泌み泌みとして来た。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
いい気散じであった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
この書は鼠からペストなどが蔓延する事の知れない内に筆せられた物で、かかる気散じな事を書いたのだ。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
「たまには気散じも必要だよ。ずっと根を詰めていたら疲れてしまう。」
幻辭AI · gemini-2.5-pro
休日は気散じに近くの山へハイキングに出かけるのが習慣だ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
仕事の合間にコーヒーを飲むのが、私のささやかな気散じになっている。
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