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薄目

うすめ
名詞
1
標準
half-open eyes
文例 · 用例
時に薄目を開て天井際の光線窓を見る。
国木田独歩 都の友へ、B生より 青空文庫
日光浴用の寢臺に横はつて、薄目あけつつそれだけを觀察してから、看護婦に本を持つて來させた。
太宰治 道化の華 青空文庫
」となお胡散らしく薄目で見上げる。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
」と薄目で見越して、猪口は紅を噛んだかと思う、微笑のお孝の唇。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
或る冬の夜、太郎は炉辺に行儀わるく寝そべりながら、かたわらの惣助の顔を薄目つかって見あげ、ゆっくりした口調でなぞなぞを掛けた。
太宰治 ロマネスク 青空文庫
」 きつい語調が、乳母のつるの語調に、そっくりだったので、私は薄目あけて枕もとの少女をそっと見上げた。
太宰治 新樹の言葉 青空文庫
で、この猫について、座の一人が、かつてその家に飼った三毛で、年久しく十四五年を経た牝が、置炬燵の上で長々と寝て、密と薄目を※くと、そこにうとうとしていた老人の顔を伺った、と思えば、張裂けるような大欠伸を一つして、(お、お、しんど)と言って、のさりと立った。
泉鏡花 吉原新話 青空文庫
丁ど、其の日の空模樣、雲と同一に淀りとして、雲の動く方へ、一所に動いて、時々、てら/\と天に薄日が映すと、其の光を受けて、晃々と光るのが、沼の面に眼があつて、薄目に白く人を窺ふやうでした。
泉鏡太郎 人魚の祠 青空文庫
作例 · 標準
例句