幻辞.com

汗だく

あせだく
形容動詞名詞頻度ランク #22238 · 青空 84
1
標準
dripping with sweat
文例 · 用例
驢馬は小さい胴体や、短かい四本の脚に似合わず、大きい頭を、苦るしげに振り振り、六頭が、六頭とも汗だくだくとなっていた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
」往来を、大きなカボチャを三つ荒縄でくくって背負い、汗だくで歩いているおかみさんがある。
太宰治 やんぬる哉 青空文庫
各地の銀行や仲買店を次から次に汗だくだくで呼び出しつつ、資力の続く限り製糖株を買いにまわった。
夢野久作 鉄鎚 青空文庫
山中に住む野兎ならば、あるいは猟夫の油断ならざる所以のものを知っていて、之を敬遠するのも亦当然と考えられるのであるが、まさか博士は、わざわざ山中深くわけいり、野生の兎を汗だくで捕獲し、以て実験に供したわけでは無いと思う。
太宰治 女人訓戒 青空文庫
幹事さんの中には冬のモーニングを着て、汗だくでふうふう言いながらビールを飲んでた方もあったわ」 お雛妓らしい観察を縷々述べ始めた。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
もう、だいぶ暑いころで、少年は、汗だくで捜し廻り、たうとう或る店の主人から、それは、うちにはございませぬが、横丁まがると消防のもの専門の家がありますから、そこへ行つてお聞きになると、ひよつとしたらわかるかも知れません、といいこと教へられ、なるほど消防とは気がつかなかつた。
太宰治 津軽 青空文庫
また、紺の股引を買ひに汗だくで歩き廻つたところは、土手町といふ城下に於いて最も繁華な商店街である。
太宰治 津軽 青空文庫
そんなわけであったから、わが、団扇のような万寿丸は、豚のようなからだを汗だくで、その全速力九ノットを出していた。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫