汗まみれ
あせまみれ
名詞-の形容詞副詞
標準
sweaty
文例 · 用例
顏や首から油汗がねつとり滲み出てゐたが、手拭を忘れて來てゐたので、と云つても洋服の汚れた袖で拭くのはなほのこと氣味がわるく、私はやけ氣味に汗まみれであるいてゐた。
— 梶井基次郎 『矛盾の樣な眞實』 青空文庫
風呂敷包の中には一枚の着がえがあり、床の上には汗まみれになった道中着と脚絆、股引、それから江戸下谷長者町小八という菅笠があった。
— 田中貢太郎 『立山の亡者宿』 青空文庫
内ふところがそれ汗まみれだろう。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
そうしてその取付きの百姓家の蔭から、田に添うた桑畑の若い葉の間を、女と並行した方向に曲り込むと、急に身を伏せて、獲物を狙う獣のように、線路の方へ走り出したが、桑畑と線路との境目に在る、狭い小川を飛び越えた時には、スッカリ汗まみれになって、動悸が高まって、眼が眩みそうになっていた。
— 夢野久作 『空を飛ぶパラソル』 青空文庫
年増まじりにあくどく化粧った少い女が六七人、汗まみれになって、ついそこへ、並木を来かかる。
— 泉鏡花 『瓜の涙』 青空文庫
私は洗ったように汗まみれになった。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
そして船長は寒くて、二人は汗まみれになって、日本波止場へついた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
「どこへいくの」 先生は、汗まみれの慶一にほほえみかけた。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
作例 · 標準
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