篆刻
てんこく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
seal engraving
文例 · 用例
そこから自ずから彼は表具もやれば刀を採って、木彫|篆刻の業もした。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
それは表札が家不相応にしゃれた篆刻で雅号らしい名を彫り付けてあるからである。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
朶石からは画の他に漢詩作法と篆刻と築城講話と、そして国手から半弓と碁と笛と釣りと箱庭作法とを習つた。
— 牧野信一 『気狂ひ師匠』 青空文庫
その途端|篆刻家の桑名鉄城氏ががつしりした肩を揺がしながら入つて来た。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
一体殿様だの、物特だのが何か大それた事でも仕出来さうとする時には、次の室からよく人が留め立に出て来るもので、それが二千石の家老であらうが、篆刻家であらうが少しの差支もない。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
」 篆刻家は座につくなりかう言つて、侯爵の顔を見た。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
侯爵はじろりと篆刻家を見かへした。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
」 篆刻家は一字幾らと相場の極つた掌面で額を撫であげながら感心した。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は長年篆刻を学び、独自のデザインで印章を彫るようになった。
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篆刻の作品展では、繊細で力強い筆致の印が多数展示されていた。
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手紙の最後に、自ら篆刻した雅印を押して送った。
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ウィキペディア
篆刻(てんこく)とは、印章を作成する行為である。中国を起源としており、主に篆書を印文に彫ることから篆刻というが、その他の書体や図章の場合もある。また金属(銅・金など)を鋳造して印章を作成する場合も篆刻という。その鋳型に彫刻を要するからである。書と彫刻が結合した工芸美術としての側面が強く、特に文人の嗜みとしての行為を指す。現代でも中国・日本を中心に篆刻を趣味とする人は多い。
出典: 篆刻 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0