奢侈品
しゃしひん
名詞
標準
luxury item
文例 · 用例
いわゆる新しい女とは、征服階級の男の玩弄品たり奢侈品たる地位から、一躍し征服階級の直接の一員たらんとする女である。
— 大杉栄 『新しい女』 青空文庫
その時哲学は、夫々一種の知的性癖でなければ、文飾的な奢侈品に近づくだろう。
— 戸坂潤 『哲学の現代的意義』 青空文庫
奢侈品に数えられるらしい楽器やレコードの製造業者に課せられるという従価二割の特殊消費税も、文化的国民生活に対する大衆課税と断ずるに憚らぬのである。
— 戸坂潤 『挙国一致体制と国民生活』 青空文庫
元々が奢侈とか奢侈品とかいう観念そのものが、大衆課税的な観念であることも、忘れられてはならぬだろう。
— 戸坂潤 『挙国一致体制と国民生活』 青空文庫
それならばなぜ、そういうたいせつな品物がまだ充分にできておらぬのに、都会に出てみると、至る所の店頭にさまざまのぜいたく物や奢侈品が並べられてあるかといえば、実はそこに今日の経済組織の根本的欠点があるのである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
そこでこれら金持ちの人々の需要の大部分はおのずから奢侈品に向くことになるのである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
米を買ったり下駄を買ったりしただけでは、まだたくさんの金が残るからして、その有り余る金をばことごとく奢侈品に向けて来る。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
そこで奢侈品に対するきわめて有力なる需要が起こると同時に、生活必要品に対する貧乏人の需要のごときはこれがため全く圧倒されてしまうのである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫