音響学
おんきょうがく
名詞
標準
(study of) acoustics
文例 · 用例
この室と煉瓦壁を隔てた一室が寝室であって、この隔壁に穴をあけて音響学実験の際に便利なようにした。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
自著『音響学』が一部、これは紙片にかいたノートがいっぱい這入っていた。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
地下室の物置部屋へ行く隧道が著しい反響を示すことは彼の『音響学』に書いてある。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
一八九四―九六年に『音響学』の第二版が出た。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
音響学における彼の深い知識は戦争の役に立った。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
今日純粋物理学の立場から言えば感覚に関した音という概念はもはや消滅したわけであるが因習の惰性で今日でも音響学という名前が物理学の中に存している。
— 寺田寅彦 『物理学と感覚』 青空文庫
今日ではむしろ弾性体振動学とでもいうべきであろう(生理的音響学は別として)。
— 寺田寅彦 『物理学と感覚』 青空文庫
もし空想をたくましゅうすることを許されれば、最初は宗教的儀式としてやっていた事が偶然鐘の音に対してある有利な効果のある事を発見し、次いでそれが鋳物の裂罅から来る音響学的欠点を修正するためだということに考え及び、そうして今度は意識的にそういう作業を施すようになったのかもしれないと思われるのである。
— 寺田寅彦 『鐘に釁る』 青空文庫